ある深夜のできごと

よもぎ
それは、そろそろ寝ようかなーと思いつつひとりPCに向かっていたときのこと
ふだんあまり鳴かないくるみが甘えるような声で「ニャーン…」と話しかけてきて、顔を洗おうと洗面所に立ってもやっぱりついてきて何かを訴えてくる。
「おなかすいたのー?ごはんは明日まで待ってねー」とひとしきりなでて寝ようとしたんだけど、
そういえばよもぎの姿をさっきから見ない。…あっ!もしや
と納戸を開けたら「うにゃー!」と言いながらよもぎが飛び出してきました…。

よもぎは押入れや納戸を開けるとするっと入ってしまって気づかずに閉められてしまうことがよくあって、
でもそんな時彼女は、焦らず騒がず、じっと扉が開くのを待っているもんだから発見が遅れてしまう
そのくせ、やっと開けてもらえると今度は
「うにゃ!うーにゃ、んにゃー!」
と猛抗議してくるのだ…たぶんよもぎは人間語を話せてると思い込んでる。
それにしてもふだんは我関せずな態度を貫いてるくるみだけど、ちゃんと知らせに来てくれたんだね…偉いなあ。

くるみ
「まったく世話が焼けるニャー」